能楽師 シテ方観世流小早川家

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小早川修よりご挨拶

小早川修 ご挨拶

緑風の候。

代々木果迢会 5 月公演「海士」には雨天にも拘わらず大勢お越し頂き誠に有難うございました。 屋外能ならではの風情をお楽しみ頂けましたでしょうか。

今月は、10日(土)午後 1 時より宝生能楽堂で 開催される朋之会で能「籠太鼓」をさせて頂きます。

能には珍しく偽りの物狂によって夫を救うという、小品ながらユニークな作品です。お狂言とのからみも大変面白く、人情味溢れる能を、是非御覧頂ければ幸いです。

「籠太鼓」あらすじと解説

松浦の某(ワキ)の家来、関清次は喧嘩相手を殺しため牢(籠)に入っていたが、牢を破ってしまう。松浦某は清次の妻(シテ)を身代わりに牢に入れ、清次の行き先さえ言えば出してやると持ち掛けるが、妻は答えない。

夫恋しさに狂気した妻は、牢にかけた鼓を見つけ、打ち鳴らして狂い舞う。松浦某はあまりのいたわしさに、夫婦共に助けることを誓うと、妻は正気に戻り、隠れていた夫の元へと下っていく。狂乱は夫を庇うための偽りだったのであった。

世話物的な雰囲気が濃厚な作品で、一場物のドラマとしての、スリリングな駆け引きが展開されます。牢にかけた鼓を、打ち鳴らしながら舞う狂乱の場は見ごたえ十分。女の性格描写に優れ、物狂いの面白さもみせる作品です。


他に、清らかな川の涼味と豪快な雷雨の恵みを謳った能「賀茂」を佐川勝貴氏(後ツレを泰輝が勤めさせて頂きます)、 戦に巻き込まれ不条理な死を遂げた息子への母の思いが切々と語られ感動深い能「藤戸」を武田文志氏が勤めます。

狂言は、教科書にも掲載される人気曲「附子」を山本泰太郎氏ほか名コンビでお楽しみ下さいませ。

■お問い合わせフォームよりお申込み頂ければ、チケット・「籠太鼓」の詞章・お代金振込用紙をお送りさせて頂きます。お忙しいとは存じますが、土曜日の午後、ゆったりと古典芸能の世界に浸って頂ければ幸いでございます。

また、翌11日(日)午前 10 時から九段生涯学習館 4 階第一集会室で恒例の謡音読会、今回は、「鵜飼」を取り上げます。

ご興味のある方は、どうぞご参加くださいませ。こちらも、■お問い合わせフォームより、ご予約をお受け致します。

では、みなさま、どうぞお元気にお過ごしくださいませ。


平成二十九年水無月吉日

小早川修 拝

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